在宅の窃盗事件。諸事情から、取調べに対する黙秘を指示した。
依頼者が「黙秘します。」と言った後の警察官の発言である。石川県警小松署の警察官である。
「黙秘するメリットがわからない。」「証拠はこれだけ集まっているのだから、確定しているのだから黙秘しても意味はない。」「黙秘するということは闘うということでいいか。親とかに連絡して迷惑かけると思うよ。」「黙秘すると裁判で不利になる。」「黙秘していることは店に言うし、許してもらえないかもね。」「いま話していたら、お金払うだけで終わったのに。」「いま話しておけば不起訴だったろうにね。不起訴で終わるんだから、弁護士に高い費用を払う必要なかったんじゃない。」「今度来るときは逮捕状をとってくる。」
依頼者は、最後まで黙秘を貫いた。そもそも、この店は、店として被害弁償を受け取らない方針を取っている。そして、警察官に終局処分の権限はない。この警察官は、嘘までついて、依頼者を不安にさせる言動を繰り返した。
翌日、小松署、県警本部に抗議文を送り、金沢地検に参考送付した。
「昭和」の違法な取調べを彷彿とさせる取調べがあった。
捜査機関が組織的犯罪を絵を描いた事件である。
突然、午前7時代に、被疑者宅を訪れ、警察車両で「任意同行」。昼食は、取調べ室で弁当。ドアは開けられており、外では警察官が弁当を食べている。帰宅は、午後10時頃、警察車両に乗せられて。外出するときは、ショートメールを送るように指示される。自宅の外で警察官が監視。
翌朝も8時頃に警察車両で「任意同行」。
この時点で親族から相談があり、警察署で接見した。接見の前に、担当警察官に違法な取調べであることを通告。ご本人には、黙秘を指示した。
受任後、担当警察官から、ご本人に対して、弁護士もつけたことなので、自殺の危険がないと判断したので、監視はやめる、と連絡があった。家の外に止めた車で監視していて、どうやって自殺防止ができるのか? 違法捜査の言い訳としては、あまりにも下手な嘘である。
この警察官は、この後も、いろいろと弁護人から援助を受ける権利を侵害する試みを繰り返すが、一つずつ対応し、とりあえず一段落した。
いまだに、ここまでの違法な取調べがあるのだ、と思った。
NKH党の党首、立花隆氏が逮捕された。被疑事実は、名誉毀損だと伝えられている。しかし、この逮捕は、どう考えても不当逮捕である。
やっと逮捕された、そんな言論がSNS上で書かれている。こういうことを書く人たちは、逮捕、そして勾留の要件を知っているのだろうか。
逮捕に続いて、勾留という手続がある。勾留とは、逮捕に続いて、逮捕した被疑者を10日間、拘束するという手続である。
この勾留の要件は、①住所不定、②罪証隠滅のおそれ、③逃亡のおそれである。おそらく立花氏は、住所もはっきりしており、いまさら罪証隠滅をすることもなく、逃亡することもないはずである。それにもかかわらず、立花氏を逮捕し、勾留が認められるなら、国家権力の濫用としかいいようがない。
逮捕・勾留は、刑罰ではない。あんな悪いことをやったヤツだから逮捕されて当然という意見は、逮捕・勾留と刑罰を混同している。悪いやつだからなにをやってもよい、という意見は、世の中を悪くするだけだ。
殺人で、検察官の求刑が懲役10年のところ、懲役5年の判決の言い渡しを受けた。 こちらは、介護疲れの事件と類似した事件であることを主張して、懲役3年執行猶予5年の判決を主張した。裁判所は、「弁護人の主張は採用できない。」の一言で、採用しない理由をなにも述べなかった。...
10月、11月と、裁判員裁判で負けの判決をもらった。前者は、心神耗弱を主張していた事件、後者は、無罪主張事件だった。 負けたから言うわけではないが、判決がひどすぎる。何も理由が書かれていない。無罪主張の事件は、論告が約30分、弁論は45分。判決の事実認定は、8分だった。時間の問題ではないかもしれないが、争点についての判断をほとんどしていない。...
昨年末、控訴審の保釈が却下された。 依頼人は、一審では、保釈が認められており、有罪判決が出て収監された。 控訴審になって、なぜか罪証隠滅や逃亡のおそれが急に高まったようだ。 依頼人は、ある依存症で、それが事件発生に大きな影響を与えていた。一審の保釈後、専門の病院に入院するなどして、依存症の治療を行っていた。...
供述録取書をなくそう! いまさらと思われる方いるとは思うが、最近、真面目にそう思った。 いわゆるオレオレ詐欺の出し子役を紹介したという窃盗幇助の事件である。...