NKH党の党首、立花隆氏が逮捕された。被疑事実は、名誉毀損だと伝えられている。しかし、この逮捕は、どう考えても不当逮捕である。
やっと逮捕された、そんな言論がSNS上で書かれている。こういうことを書く人たちは、逮捕、そして勾留の要件を知っているのだろうか。
逮捕に続いて、勾留という手続がある。勾留とは、逮捕に続いて、逮捕した被疑者を10日間、拘束するという手続である。
この勾留の要件は、①住所不定、②罪証隠滅のおそれ、③逃亡のおそれである。おそらく立花氏は、住所もはっきりしており、いまさら罪証隠滅をすることもなく、逃亡することもないはずである。それにもかかわらず、立花氏を逮捕し、勾留が認められるなら、国家権力の濫用としかいいようがない。
逮捕・勾留は、刑罰ではない。あんな悪いことをやったヤツだから逮捕されて当然という意見は、逮捕・勾留と刑罰を混同している。悪いやつだからなにをやってもよい、という意見は、世の中を悪くするだけだ。
昨年末、控訴審の保釈が却下された。 依頼人は、一審では、保釈が認められており、有罪判決が出て収監された。 控訴審になって、なぜか罪証隠滅や逃亡のおそれが急に高まったようだ。 依頼人は、ある依存症で、それが事件発生に大きな影響を与えていた。一審の保釈後、専門の病院に入院するなどして、依存症の治療を行っていた。...